《オフィシャルレポート》4月5日開催!内田英治監督登壇!映画『スペシャルズ』ティーチイン
大ヒット公開中の映画『スペシャルズ』。前回のティーチインイベントの反響を受けて、2度目の内田英治監督ティーチインイベントを開催いたしました!チケットが発売されるやいなや前回以上の争奪戦となり、発売直後に即完した応援上映後の熱気あふれたティーチインイベントのQ&Aレポートをお届けします。
<SNSからの事前質問>
Q:小説に書かれている背景を先に考えてから脚本を作られたのですか?途中俳優陣の演技力で変更したシーンはありますか?
映画が出来上がって編集した後に書いているので、キャラクターで変えた部分は結構あるかもしれないですね。 キャラクターは役者さんが作っていくものなので。その出来上がったキャラクターをさらに文章に落とし込むっていうのはなかなかないんで、やってて楽しいですけどね。
Q:メンバー(キャラクター)それぞれの好きなところを1つずつ教えて欲しいです!
そうですね。まあその、桔平さんの熊城や小沢さんの村雨役は、おちゃめな悪い人っていう比較的愛しやすい、分かりやすいキャラなので、そこは置いといて、青柳くんのシンは無国籍な感じにしたくて、南の島とか、ジャマイカとかに、アメリカのあのキューバ側の、あそこら辺の島にいそうな雰囲気で書いてみて、実際にそうなったので、すごく好きなキャラクターです。悠太くんの桐生は、今っぽい子なんで、中身はめちゃめちゃ昭和っぽいんですけど。歌舞伎町も本人こないだ初めて来て驚いていたっていう本当に、可愛い子で。ただ見た目がすごく今っぽいんで、僕の映画あんまり今っぽい人って出ないんで、なんか彼は今っぽい子代表で、僕の中で今注目しています。佐久間くんのダイヤは、(背景の)ストーリーがすごく映画的というか、施設で働きながら、裏で殺し屋をやっていたっていう結構映画的なキャラクターなので、ハリウッド映画みたいな。かっこいい感じになるのかと思ったんですけど、とても邦画のいい部分が出て、日常感がある殺し屋。僕は邦画が好きなので、その邦画の雰囲気のキャラクターになって、すごく好きですね。帽子も似合ってたし、野球の(笑)。あのカープ帽も別に広島カープと何かあるのかって言ったら別に何もないんですけど。ただ、僕がインディーズ映画を昔やってたんですけど、本当お客さん三人しかいないみたいな頃から映画をやってるんですけど、その頃からね、あのカープ帽、その主人公にかぶせたりしてきて、結構歴史十何年あるんです。しかもあれ、そのカープ帽そのまんまなんで。相当手に入らない昔のカープの帽子なんです(笑)。ダイヤの着ているお土産Tシャツは、他の作品で着ていたものだとか。よく衣装合わせの時に、なんとかで着た、あの、誰々さんが着たあれにしよう!とか、そういうのがよくあるんです(笑)。
Q:ヒロインとして揺るぎない地位を確立した村雨役の小沢さんのもっとヒロインっぽいポイントありましたら教えてください。
小沢さん、なんかそのスペシャールズ界隈で盛り上がってるんですけど。でも小沢さん、なんかいい人だってバレ始めて、なんか本人は危機感を抱いてるって(笑)。ほんとね、一番Vシネとかコワモテで出てるんですけど、多分一番程遠い中身なんですよ、あの人は。話していても、演技の話しかしないし、本当に昭和の役者バカというか、本当に優しいですね。大好きですね。でもあんまりバレると多分ね、怖い極道の役やってる時に、みんな感情移入できなくなるんで、あんまりバラさない方がいいのかもしれない(笑)。 現場でもね、愛されてましたからね。撮影の裏とかで一生懸命練習してるんで、一人で。ちょっと映画の中のシーンとリンクしてめっちゃ可愛かったです。
<客席質問>
Q:ハンド(手持ちカメラ)で撮られたシーンの意味合い
ちょっと緊迫する空気が欲しい時は、まああの、手持ちカメラにすることが多いですね。 あとアクションも多いですね。やっぱりあの、よく言えば緊迫感、ドキュメンタリータッチな雰囲気が出る、悪く言えばちょっとごまかされるという部分で、手持ちにしました。
Q:佐久間さんと悠太さんの仲の良さについて
本当にいい先輩後輩感が半端なくて。悠太くんは本当に純朴な子なんで、佐久間くんのプロ意識が高いとことか、一回一回感心するんですよね。「いいですね、すごいですね」とかね。 なんか彼もや-やっぱり吸収したいから、あの、すごくそれを、こう先輩から吸収してる感。で、佐久間くんもなんかちゃんといい先輩として、本当にいい先輩後輩の関係が築けてるなって思いながら見てます。あの、決して舞台、こういうところに出てくる時だけ仲いいっていうんじゃなくて、裏でも本当に。しょっちゅう二人で喋ってるし、なんかね、微笑ましいですね。
Q:ダイヤの衣装について
すごい難航しましたね。衣装合わせの時、ダイヤの衣装は。一回仕切り直しになったんじゃなかったかな。最初一回やって、次もう一回やりましょうということで、一回解散して、別日で。それぐらい難航したんですけど。 なぜあれになったか。意外にやっぱ細いイメージがずっとあったんですけど、ピチッとしたやつを着た時に、初めて彼の、あ、意外にマッチョなんだなってということに気づいて、あ、これだったら全体的に細身のラインが出る、あの服装でいこうかって言って、全体的にそういう通りに。で、普段はダボダボ、あの寝間着みたいな、なんかその違い出したくて。だから僕もあんまり、あの、この方、多分普段も結構ダボッとしてるんで、あんまり筋肉っていうかそういうの見たことなかったんで、衣装合わせの時に、あ、結構なんか戦いそうなガタイしてるなと思って、ああいう服装にしました。
Q:クライマックスのダイヤと明香のシーン
監督がそばに来てディレクションされて、それを受けて佐久間くんは「俺、芝居上手くなりたいです」って監督に伝えたと言っていたんですけど、どう思いましたか。 あのシーンは、実際車は走ってなくてスタジオで撮っていて、ガラスに映ってるのは全部合成で、いわゆるCGで当てはめてる映像なので、すごく演技しにくいんです。車止まっていて、実際には走ってないんで。しかも別日なんです。会場で銃撃戦があってその流れであのシーンを撮るのだったらやりやすいと思うんですけど、完全別日なんで、気持ちがプチッと途切れてる状態で、あのシーンだけやったんで、すごく難しい。多分ベテランの役者さんだったら、「なんでその日にやらないんだ」って怒られるぐらい難しいシーンなんですけど、そういう中であの二人が結構珍しくテイクを重ねて、特にダイヤは気持ちをつなげるのも結構大変そうで。見ていてもだんだん芝居が苦しい、やっぱり演技って苦しいんで、僕らが思っている以上に。苦しんでるなと思いながら、演技もどんどん良くなったし、ただ彼の中では多分もっとやれたという部分が多分強かったと思うんですよね。そういう部分で、多分そういう発言になったんじゃないかな。僕もやっぱり全然伸びる可能性、ああいうシリアスな演技への成長の余白みたいなものをすごく感じました。そういう話をしたんで、多分そういう話がそういう風に伝わってるのかなっていう。まあ、悔しがり屋さんなんで、多分相当悔しかったんだと思いますね。ああいう難しいシーンの時は、お互いに寄り添い合うっていうのがね、やっぱりいいシーンになる。モチベーションになるんで、それはこの現場、あの現場ではできたかなと思ってます。
<挨拶>
今日も皆さんありがとうございました。公開してだいぶ経ってますが、映画見に来てくれる皆さんが応援してくれてるんで、本当に嬉しい限りで。 今本当に映画大変なんで。すごく大変な映画の時代が来てるんで、その中で本当にこんなにいっぱい人が、しかもこんな何週間も経っても、そういう状態って多分あんまりないんですよね。これはすごいことだなと。地方とかすごい劇場も増えましたし、結構見に来てくれてるっていうことですごく嬉しいので、引き続き、応援をお願いします。今日はありがとうございました。




